ルック
ショー会場
Howling Catのラベンダーカラーから、フォリー・ベルジェールのキャバレー、 モンマルトルのケーブから流れてくるジャズまでパリのナイトライフは抽象的で、秘密に満ちて、魅惑的です。
2014年7月4日、2016年クルーズコレクションの発表を記念して、ミュウミュウは1937年に建設されたパリ16区のイエナ宮で、一夜限りのイベント「ミュウミュウ クラブ」を開催しました。
パリの豊かな伝統とパリの人々のナイトライフを思い起こさせるダークな世界からインスピレーションを得て、カクテルパーティー、エクスクルーシブなディナー、ファッションショー、DJパフォーマンス、そして深夜までパーティーを催しました。
ミュウミュウのファッションショーでおなじみのオーギュスト・ペレのイエナ宮の広大な多柱式広間に設けられたメインのクラブスペースは、空間の中の空間を創造するリング状の足場が特徴的です。
足場はホールの全長に伸びたキャットウォークを高く支え、頭の上をモデルがパレードするリズムが建築物に響きます。足場の下には、ディナーや会話を楽しむゲストのためのラウンジが長く連なります。リングの足場を構成する薄いメタリックなプロファイルは、宮殿のコンクリート構造と並べられ、素材のコントラスを見せています。プラスチックのシートが外側の境界線をはっきりと縁取り、カジュアルでラフな周囲の雰囲気をいっそう強めています。
セットのテンポラリーな言語とは対照的に、ホワイトのカーペットで覆われた家具がラグジュアリーな感覚をさりげなく発揮しています。照明はクラブの雰囲気に合わせて低くミステリアス。その中でレッドとライトブルーのネオンの生き生きとしたサインが時折光ります。会場の中央には、遠近法のDJウォールを向いたダンスフロアとして、オープンなスペースが確保されています。