Miu Miu Women’s Tales
15年以上にわたり、29のユニークなエピソードを紹介してきた、Miu Miu Women’s Tales は、女性によるショートフィルムの制作を依頼する最長プロジェクトとして、現在も続いています。現代の個性的な女性監督が手がけた物語の中で、女性の個性豊かなイマジネーションに満ちた美しい世界がそれぞれに繰り広げられます。2011年以来、各大陸を巡りながら、Women’s Talesは進化し、その対象や意義を広げてきました。
ミュウミュウは、創りたいものを創る完全な自由を与えたうえで、21世紀における女性らしさを批判的な視点で讃えることを映画監督に求めてきました。各エピソードの中で、ミュウミュウのウェアは物語にコントラストを生み出しています。このフィルムシリーズを通して、ミュウミュウのコレクションはそれ自体が登場人物となり、俳優たちと一緒に演じているのです。
Women’s Talesは、ミウッチャ・プラダの生涯にわたる“すべての人のための文化”を実現する取り組みを映画制作の世界へと拡大し、彼女自身も30年以上にわたってミュウミュウで追求してきた、変容し続ける女性らしさの概念を、真剣に、しかし遊び心のあるアプローチで捉えています。
これらの物語は、この時代における女性の新たな役割やイメージに力を与えるものとなります。そこには、この映画離れの時代に、世代を超えた映画ファンのコミュニティが映画を再発見しつつあるという背景があります。ミウッチャ・プラダの言葉にあるように、Women’s Talesによって、女性についての女性との対話を生み出したのです。